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港北区 文化

公開日:2021.08.12

FENNEL
横浜から世界へ
eスポーツ拠点、新横浜に

  • 遠藤将也代表取締役会長

 日本のeスポーツチームFENNEL(フェンネル)はこのほど、新横浜に国内最大規模のゲーミングベース「FENNELベース」を完成させた。今後は、新横浜を拠点として、世界へ挑戦していく。

 eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略称で、コンピューターゲームやビデオゲームでの対戦をスポーツ競技として捉えるもの。現在、世界的に盛り上がりを見せている。

 ゲームという特性上、これまでは選手たちは自宅からオンラインで練習を行う形が基本だった。しかし海外では、実際に同じ場所に集い練習を行うオフライン環境がトレンドとなっている。

 そんな中、未だオンラインが主流の国内で、先進的な取組みとして開所したのが「FENNELベース」だ。ベース内には、ゲームタイトルごとに専用の練習部屋が設けられており、最新の機器や集中力を高めるための照明など、「練習に専念するための環境を整えた」と遠藤将也代表取締役会長。選手の多くは20代の若者で「集中して練習する環境はもちろん、専用拠点があることでプロ意識も高まる」とその効果を口にする。一方、共同スペースはオシャレな家具など明るくリラックスできる空間に。「選手同士で交流できるのもオフラインの利点。より強い信頼関係を作り上げることは、世界と戦う武器になる」

地域密着目指し

 交通の便もあり、白羽の矢が立った新横浜。目指すは、地域密着のチームだ。「野球やサッカーの様にホームタウンを持って活動したい」と話す遠藤氏。コロナ禍で先行きは未定だが、今後はベースに地域住民を招いてゲームのイベントの開催なども見据えている。「eスポーツは、男女や年齢、障がいの有無の影響が少なく皆が楽しめる。そんな魅力を広めながら、地域に愛され憧れられるようなチームになっていきたい」

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