日産スタジアム(小机町)内にある横浜市スポーツ医科学センターのリハビリテーション科では、所属の理学療法士・理学療法助手18人が今年7月から行われた東京オリンピック・パラリンピック2020大会のメディカルスタッフとして参加した。その中でもパラ日本代表チームでコンディショニングトレーナーを務めた藤堂愛さん、選手村総合診療所スタッフとして各国代表選手のケアにあたった来住野麻美さんに、同大会を振り返って話を聞いた。
高いレベルのチームに
北海道出身の藤堂さんは、理学療法士となって8年目。地元の整形外科でトレーナーとして経験を積み、より高いレベルのチームでサポートをしたいと6年前に同センターに転職した。19年から前任の後を引き継いで、同センターが医科学サポートを行うゴールボール女子日本代表のトレーナーに。20年からゴールボールは男女合同チームでの強化が決まり、藤堂さんは試合時は男子代表チームのベンチトレーナーも務めることとなった。昨年は年間200日、強化合宿に同行したという。
「代表チームに関わることが目標だった。ゴールボール日本代表は、女子は金メダルを獲ったこともある強豪。対して男子代表は注目されていなかったが、この一年で非常に強くなり本大会でも快進撃だった。その強化期間に携われたことは財産」と笑顔で語る。
サポート選手が金メダル
今年理学療法士として15年目を迎える来住野さんは大学院でケガをしやすい人、しにくい人の動作の研究などを行ってきた。東京2020大会のメディカルスタッフの公募に18年に応募し、19年冬には内定、20年春から研修が始まったが、コロナ禍ですべてオンライン研修となり、選手村での研修は大会前の一日だけ。「不安もあったが、19年から勉強していた英語はとても役にたった」と話す。
各国選手はコロナ禍で自国トレーナーを帯同できない人も多く、肉離れや筋肉の張りのケアに携わったエジプトとフィリピンの女子選手が勝ち進み、それぞれ金メダルを獲った時は「言葉にならないほど嬉しかった」。今後は貴重な経験を、同センターがサポートするアスリートやケガをしにくい体の情報発信として還元していければ、と力を込めた。
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