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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.02.20

平塚海姫・山彦プロジェクト第3弾「漁港のアヒージョ」のプロジェクトリーダーを務める
森丘 貴宏さん
千石河岸在住 63歳

  • 森丘 貴宏さん (写真1)

海と歩み、異業種つなげて

 ○…異業種をつなげ、新たな価値を生み出した。第3弾の今回から参加し、漁業、農業、加工業をつなぐパイプ役として企画、調整などに奔走。誕生した商品「漁港のアヒージョ」は、平塚産の低利用魚の小型アジやイワシと、規格外のオリーブから抽出したオイルを活用。「単なる商品でなく社会課題を解決できる。企画から半年間というスピード感で、販売まで漕ぎ着けられた」

 ○…鎌倉市出身。東海大学海洋学部で水産を学び、卒業後にJICA海外協力隊に参加。漁業指導員としてアフリカ・ケアニアで3年間を過ごした。帰国後、29歳で魚網メーカー・ニチモウ(株)に入社。水産物の生産・輸入に携わり30年間勤め上げた。「長きにわたる業界経験を活かせたら」と定年後の2022年に「合同会社森丘商会」を設立。自社設備は持たず、地域のメーカーや加工業者と連携する「ファブレス方式」で水産加工品の製造販売に乗り出した。

 ○…「今回のプロジェクト参加でやっと道が開けた気がする」と胸をなで下ろし、「大げさに聞こえるかもしれないが、連携することで無限ともいえるアイディアや商品が生まれていく」。妻と3人の子どもを育て上げた。息抜きはマラソンと散歩。40代後半から湘南国際マラソンにも挑戦し続けている。

 ○…先を見据え「プロジェクトの第4弾、5弾、もっと先まで構想が広がっている」と意気込む。今回は福祉事業所へパッケージ包装を依頼し、「次はもっと関わってもらおうと企画中」と「水福連携」の視点にも着目している。「水産庁がすすめている、海の価値や魅力を活用し、地域のにぎわいや雇用を生み出す『海業』の考え方も広めていきたい」。思いを形に歩みを進める。

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