港北区 人物風土記
公開日：2022.03.17
ミセスインターナショナル＆ミズファビュラス2022ファイナリストに選ばれた
藤江 佐知子さん
下田町在住 56歳
女性に笑顔と輝きを
○…容姿の美しさに加え、社会貢献活動に従事するなど内面の魅力を競う同コンテスト。友人の勧めで応募すると、50代部門でファイナリスト11人に選出された。ダンスやスピーチ、ＳＮＳでの発信も審査項目。「同世代の頑張りが励みになる」とライバルであり仲間である11人と４月の日本大会に臨む。
○…高校の体操部時代に栄養に興味を持つと、大学で資格を取り、現在は保育園と幼稚園で栄養士として働く。「笑顔で完食したお皿を見せてくれるのが喜び」と微笑む。２０１２年に視覚障害の夫を亡くしカウンセリングを受けると、「逆に人の話を聞くのが向いているかも」とカウンセラーやメイクセラピストの資格も取得した。ここ数年特に力を入れるのが、視覚障害女性へのブラインドメイク。周囲からの「綺麗だね」の一言で自己肯定感が高まり「外出やファッション・コスメなど、人生の楽しみが増えるの」と話す。担い手や認知度が課題で「コンテストを通して多くの人に発信し、障害者に一歩踏み出す勇気を届けたい」。
○…「内気な性格」というが、メイクセラピストら活躍する女性の姿に感化され「自己表現の大切さを実感した。コンテストも自分の殻を破る挑戦の一つ」と笑顔を見せる。10年前からは女手一つで高３の息子を育て上げた。育児で培った経験から料理研究家としても活躍。「シンプルで簡単」をテーマに自治会の広報紙やＳＮＳでレシピを発信し続けている。
○…応援してくれる周囲のためにも「料理やメイクなど自分らしさを生かして入賞できれば」と意気込む。見えないことで外食を断念する人も多く、今後は食事講座等も視野に入れる。「障害の有無に関わらず、笑顔で輝く女性を応援したい」
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