港北区 教育
公開日:2022.11.03
師岡小が開校50周年
半世紀迎え、市内最大規模に
1972年4月1日に開校した横浜市立師岡小学校(川村智子校長)が、今年開校50周年を迎えた。「もろおかっこ(『もろ』おかを愛する子を育てます。『お』もいやりを大切にする子を育てます。『か』らだを進んで動かす子を育てます。『つ』たえ合い、未来に輝く子を育てます。『こ』んきよく考える子を育てます。)」を合言葉に学校教育目標をつくり、児童の成長を育んできた同校。半世紀を迎え、50年前の姿と今の学校を紹介する。
師岡町の児童らは当初大綱小学校に通っていたが、65年頃から田園地帯が住宅地となり、児童数が急増。さらに綱島街道や新幹線の騒音などから、大綱小は校舎が移転することとなった。
分校時代
大綱小学校の校舎移転の際、「師岡方面から通う児童は、学校までの距離が遠くなる。何とかならないか」と地元の代表から強い要望があったという。PTA役員・役所の職員らが何度も相談し、師岡方面に学校が建設されることに。70年8月には分校校舎が完成した。当時、大曽根・大綱・菊名小の3校から集まった子どもたちと分校の開校式を開いた。
分校は、6教室あり現在のような給食はなく毎日お弁当だった。翌年4月にプレハブ教室4教室とプレハブのミニ給食室が増築された。
小学校誕生
横浜市立師岡小学校は72年4月1日に開校。その頃は校地もグラウンドも、残土で埋め立てられた荒れ地であった。児童数は472人、教職員は17人で13学級での出発。第1回卒業生の話では「プールがなかったため大曽根小学校まで行って泳いだ」「体育館はなく、音楽室での卒業式だった」と記録がある。
1200人超の児童数
現在では、1265人と市内でも最大規模の児童数となった同校。児童の増加に伴い、2020年から22年1月まで、校舎北棟・南棟・職員室の増築が行われた。
50周年に向けては学校とともに、歴代PTA役員・現PTA役員らでつくる50周年記念実行委員会が様々な企画を進めてきた。昨年度は、総合学習の授業で現6年生が進めていた防災用井戸の建設を50周年事業としてバックアップ。「地域に役立つものをつくりたい」との児童らの熱意を受け、資金面のサポートおよび、児童の発案でクラウドファンディングも行い、今年6月には完成した井戸をお披露目。さらに「児童らに本物を体験させたい」と、タカラトミー、サントリー、日本宇宙少年団等から講師を招いての講演やワークショップなども予定している。
学校主体では全学年が合唱や合奏を披露する音楽会を10月に開催。師岡オリジナルかるたも作成中。さらに同校栄養士が企画した「タイムマシン給食」では29日の記念式典当日には、50年前(1972年10月)の給食献立を再現した。
創立50周年式典児童が主役司会や演奏・発表も
10月29日、師岡小50周年記念式典「きらり笑顔あふれるもろおかっこセレモニー」が開催された。当日は体育館を会場に6年生および来賓やPTA役員等が集まり、1〜5年は各教室でオンラインで式典に参加した。
司会進行を児童が務め、オープニングでは6年生が合奏を披露。川村智子校長は「開校当初から活動する地元有志の方の環境整美委員会など、地域のサポートが手厚い学校」とあいさつで感謝を述べた。木村繁50周年記念実行委員会会長は児童らの演奏の生き生きした姿を称え、横溝和宏PTA会長は「つながり」をテーマに記念品を考えた経緯を話した。
また6年生は記念誌・ビオトープ・花壇・畑・井戸の5グループで昨年からの取組みを発表。披露された動画や劇等は場内の拍手喝さいを浴び、記念ソング『ずっとたからもの』等の合唱で、会場は更に感動に包まれた。
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