港北区 社会
公開日:2023.08.03
大倉山駅
利用者の念願、一年で
タクシー乗り場運用開始
東急東横線大倉山駅前に7月25日、タクシー乗り場が開設、運用が開始された。駅前にはもともとタクシーの待機所がなく、市営バスの停留所前の空きスペースを利用者の乗降に利用していた。安全性の理由から、昨年6月頃より警察による指導が強まり、「客待ち」ができなくなったことで利用者も不便を感じていたという。
地元のタクシー会社、三和交通(株)の運転手である林圭介さんのもとにも高齢者や障害者、子連れの親などの利用者らから「生活の足がなくなってしまい困る」という声が多く届いていた。林さんが、同駅で頻繁に駅頭活動している市会議員に現状を伝えると、翌月には行政、警察、タクシー、東急(株)の関係者が一堂に集まり、対策を協議。バス停前の位置に乗り場を開設することができ、約1年後に正式なタクシー乗り場が開設された。
林さんは「これでみんなの暮らしがよくなる」と喜ぶ。区政推進課の柏崎崇宏課長は「多様な交通機関による良い連携の輪ができた。この連携を活かし、もっと安全な駅前づくりを進めていきたい」としている。
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