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港北区 文化

公開日:2023.11.23

【Web限定記事】日吉台小150周年記念式典
児童ら、歴史振り返り「150才」祝う
サプライズゲストに、慶応高校野球部 森林監督が登場

  • 文化の鐘の鍾台を挟み、記念マスコットの「ぶんかちゃん」と並ぶ室町さんと吉井校長(右)

  • メッセージを送る森林監督

  • ビデオ上映を児童らと一緒に視聴

  • 式典で対談した室町さんと吉井校長(右)

 日吉台小学校創立150周年記念式典が11月18日に行われ、同校体育館には全校児童約550人が集合、同校の150歳を祝った。

 吉井宣明校長はあいさつ冒頭で、明治6年の学校創立が、港北区内では同小と大綱小しかないと伝えると、児童らからは「すげー」などと喜ぶ声が上がっていた。また吉井校長は「150年続くには校舎を建てるために当時の村人たちがお金を集めてくれたり、建築に使用する石材を遠く鎌倉から運んできてくれたりするなど色々な人の支えがあった」と伝え、「現在でも地元の商店街で横断幕を掲げてもらったり、地域の人たちが応援してくれている」ことに触れ、「そうした人たちの支えがあることへの感謝を忘れないように」と呼び掛けた。

 続いて、慶応高校野球部の森林貴彦監督が登壇。サプライズゲストに会場は大きな拍手に包まれ、児童らからは歓声が上がっていた。森林監督は自身が同校から近い慶應義塾普通部に通っていたこと、現在は近くのグラウンドで野球部が練習していること、日吉台小の細井歩副校長が自身の子どもの担任教諭だったことなど、お祝いに駆けつけた関係性を話した。そして、この夏の甲子園で全国優勝したことに触れ、児童らに「大きな目標と目の前の一歩」の大切さを伝えた。「例えば、逆上がりができるようになる、九九をすらすら言えるようになどの目標を持った時、達成するためには練習しなけらばならない。野球も一緒。私たちも日本一になる目標を掲げ、それに向かって練習を重ねてきた。今日はそのことを伝えたかった。みんなには目標に向かって、心にときめく素敵な毎日を過ごしてほしい。そして学校が200歳を迎える頃、みんなは60歳くらいになってると思うけど、ぜひお祝いに駆けつけてほしい」とメッセージを送った。

 その後は、実行委員の児童らがナレーションを務めたビデオ上映が行われ、学校の歴史やこれまでの150周年記念イベントの数々、地域の人へのインタビューが紹介された。また、学校にまつわるクイズで盛り上がった。

 ステージでは同校のシンボルである「文化の鐘」の鍾台が披露され、式典実行委員長の室町ななみさんが、鍾台が4代にわたり同校に通ってきた地元の職人によるものであることや、数多くの木材が使われていることなどを伝えた。最後は「文化の鐘」が歌詞に入った校歌を斉唱して閉会した。

 吉井校長は「とても良い式になった」と話し、森林監督をゲストとして招待したことについて、「忙しいだろうと思いながらダメ元で依頼したところ、快諾していただけた。児童らにありがたいお話をしていただけて、大変感謝しています」と述べた。

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