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空を舞う手づくり飛行機 岸根公園に集う趣味仲間

文化

公開:2024年5月9日

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自作の飛行機を手にする山本さん
自作の飛行機を手にする山本さん

 GW(ゴールデンウィーク)前のある日、取材帰りに岸根公園を訪れると、青空に飛び交う様々な飛行機の姿が目に入ってきた。”操縦”しているのは3人のシニアたち。気になったので声をかけてみた-―。

 3人が手にする飛行機は素材も形状も様々。紙を折ったいわゆる「紙ひこうき」もあれば、プラ素材を組み立てたもの、棒に羽とゴムで動かすプロペラを付けたものなど、いずれも自作の品々だ。小机町から来ている山本博さん(76)によると、サークル等の活動ではなく、飛行機好きの人たちが「勝手に暇な時に集まっているだけ」という。10人近くになることもあり、それぞれ、ふらっと好きな時に来て、飛ばして帰るそう。「僕は週3日くらい来ているかな。人の少ない平日、風のない時を狙ってね」と山本さん。飛行機遊びに必須なアイテムが釣り竿だ。空高く飛ぶ飛行機は、落下時に樹木の上部に引っかかることが多いため、欠かせないという。それでも回収できないこともあり、「お気に入りの機種がなくなってしまって、実は今落ち込んでいる」とおどけながら、自作ケースに入った5体の機種を見せてくれた。

 菅田町(神奈川区)の加賀山明さん(75)は「飛ばして、拾いに行くことを繰り返していると3000歩くらい歩いている。目的があると楽に歩けるからいいよね。楽しみながら健康になれて」と笑い、三枚町(同区)に住む男性(81)は「犬の散歩中に見ていたら誘われて、いつの間にかハマってしまった」と話していた。

 晴れた平日の午前中、岸根公園では、空を飛ぶ様々な形の飛行機や、童心に帰る元気なシニアたちの姿が見られるかもしれない。

空高く舞う飛行機
空高く舞う飛行機

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