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港北区 教育

公開日:2025.06.05

新吉田第二小
朗読劇で「平和」考える
「戦争は心を傷つける」

  • 横浜夢座による朗読劇の様子

 横浜市立新吉田第二小学校6年生は5月28日、横浜夢座(五大路子代表理事)による朗読劇「真昼の夕焼け」を鑑賞した。劇は横浜大空襲を描いたもので、15歳の時に横浜大空襲に遭った筧槇二さんの実話が元になっている。

 平和学習の一環として実施。焼夷弾が投下される中、「なんとか逃げなければ」と焦土と化した横浜を、主人公の健二が友人の木村と女学生とともに逃げる様子が演じられた。トタン板などを使用して焼夷弾の落下音や炸裂音などの効果音も演出され、臨場感あふれる劇に、児童らは釘付けに。鑑賞後はグループごとに感想を伝え合い、児童らは、「戦争は心を傷つける」、「炎が怖く、『真昼の夕焼け』の色はオレンジと黒に見えた」、「自分が戦争の中にいるかのよう。戦争の残酷さを感じた」と感じたことを述べた。

 五大さんらは、健二らが辿ったと思われる道を実際に歩いて地図を作成して、同校に地図と台本を贈った。五大さんは、「健二たちがさまよった場所は、海と空が見えるだけで隠れる場所がなかった。体験したその怖さと命の大切さを伝えていきたい。また、台本を声に出して絵を想像してほしい」と口にした。

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