港北区 社会
公開日:2025.06.09
朴選手が防犯呼びかけ
痴漢・盗撮撲滅キャンペーン
横浜F・マリノスの朴一圭選手は新都市プラザ(西区)で6月2日、新「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」に痴漢・盗撮撲滅大使として参加した。主催は神奈川県と神奈川県警察。
キャンペーンでは、委嘱式や撮影会、チラシやポケットティッシュなどの啓発品の配布などが行われた。
4月末時点での県内の検挙件数(手集計)は、痴漢53件(前年比6件増)、盗撮7件(同94件減)、性的姿態等撮影罪176件(同91件増)。性的姿態等撮影罪は、2023年に施行された。正当な理由がなく、ひそかに、性的な部位等の撮影などを行った場合に成立する。盗撮の件数減は、これが一因だと考えられる。
朴選手は、「数値は検挙した数。被害はもっとあるはずで、声を上げられない人もいるはず。痴漢や盗撮を見つけたら声を掛けたいし、気付いた人が声を掛けられる社会にしたい」と話した。
県警では、公式アプリ「かながわポリス」を開発。痴漢対策として、被害者が音声で助けを求めることができ、目撃者は「痴漢されていないかどうか」を確認する画面を開いて助ける機能がある。県警本部生活安全課の井上博樹課長補佐は、「痴漢と盗撮は犯罪だということの周知はもちろん、周囲が助けられる雰囲気を作っていく」と話した。
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