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公開日:2025.07.10
参議院選横浜市長選
高校生が投票立会人に
投票啓発キャンペーンで
来たる選挙に向け、横浜市では投票啓発を目的とした「投票にイコット!キャンペーン」を実施している。港北区では同事業の取組の1つとして、区内高校4校の生徒らが投票事務に従事する。そのうち英理女子学院高等学校と県立新羽高等学校は初参加となる。
区では、人手不足の解消と若年層の政治参加意識向上を目的に、高校生の投票事務従事を推進してきた。2021年の市長選で港北高校、昨年の衆議院選で岸根高校が参加。今年は、英理女子学院高校(7人)と新羽高校ボランティア部(13人)の2校が加わる。
「選挙に行きましょう」
英理女子学院高校の生徒7人のうち5人は、選挙権を持つ18歳以上の生徒を対象に、港北公会堂の期日前投票所で”投票立会人”という重要な役割を担う。投票立会人には、投票手続きや投票箱送致の立ち合いなど、投票事務の執行に立ち合い、投票が正しく行われているか監視する役割がある。立候補した藤岡奈々さん(18歳)は「投票所に行くのも初めて。緊張している」と率直な気持ちを語った。工藤日奈さん(同)は「(投票は)自分たちの未来に直接関わること。未来を良くするために選挙に行きましょう」と力強く訴えた。
新羽高校ボランティア部は、会場設営や有権者への案内・誘導、投票用紙の手渡しなどを担当する。選挙に関わることについて清水佑真さん(17歳)は「まだ遠い世界の話だと思っていた」と話す一方で、今回のボランティア活動を通じて「会場の雰囲気や仕組みを知り、政治に関心を持つきっかけにしたい」と意気込みを語った。
同区選挙管理委員会の伊藤智啓さんは「投票への参加は大人になるための必須科目。若い世代と地域の皆さん。互いに良い影響になれば」とした。高校生の選挙従事者らは、区内7カ所の投票所で業務を行う。
投票イベントぞくぞく
区では他にも、様々な投票啓発キャンペーンを実施する。▼横浜F・マリノスとコラボし、区限定の投票証明書を発行。参議院選と横浜市長選の2枚を合わせるとサッカーコートのデザインが完成する。▼イオン横浜新吉田店とトレッサ横浜で、『大綱きくな』等身大パネルを配した「選挙フォトスポット」を設置。8月3日(日)まで。▼夏の選挙カレーフェス。7月26日(土)にイオン横浜新吉田店、27日(日)にトレッサ横浜で実施。「選挙フォトスポット」での記念撮影と模擬投票に参加した各会場先着500人に、カレーのルーと啓発メッセージカード、ポケットティッシュの詰め合わせを無料配布。▼期日前投票を円滑にするため、「混雑状況表示」も試行実施。8月2日(土)まで、港北公会堂など3カ所の混雑状況を専用サイトで確認できる。
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