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港北区 社会

公開日:2025.09.18

飲食中、適切に救命措置
消防署長が感謝状

  • 感謝状を手にする友井川さん(左)と小林さん。中央は長谷部署長

 新横浜の居酒屋で倒れ、心肺停止状態になった男性を、連携し、迅速な救命処置で助けたとして、港北消防署(長谷部宏光署長)は9月8日、区内在住の友井川依里香さん(26)と、友人の小林萌さん(21)に感謝状を贈呈した。

 今年7月7日午後7時43分頃、友人同士である2人が居酒屋で会食していたところ、隣席の男性客が突然倒れる事案が発生した。

 介護職歴があり、救助訓練や、実際に救命措置の経験があった友井川さんが男性の呼吸や心拍が停止していることを確認。すぐさま胸骨圧迫を開始した。その間、小林さんはAED(自動体外式除細動器)を探しに店外へ。近隣にあるパチンコ店に設置されていたAEDを持ち帰り、電気ショックを実施。救急隊が現場に到着した際には、男性の自己心拍が再開していたという。

 「最後の1杯を楽しんでいたけど、異変に気付き、モードを切り替えた」という2人。「同席していた男性はパニックになっていましたが、1秒でも遅れると大事になると思い、周りにどう思われるか気にせず動きました。今回、消防署から連絡をいただき、無事だったと聞いてほっとしました」と話していた。

 長谷部署長は「救急車の到着までに救命処置をすることで、1カ月後の生存確率が2倍、社会復帰は3倍になります。倒れた男性は、近くにお二人がいて本当に良かったと思う。勇気をもって対応してくれて感謝します」と述べた。

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