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港北区 社会

公開日:2025.09.25

愛車で運転技術競う
日吉自動車学校で競技大会

  • スラローム競技に取り組む参加者(左)と審査する白バイ署員

 港北青少年交通安全連絡協議会(峪文隆会長)と港北警察署(齊藤昇署長)が主催する「二輪車安全運転競技大会」が9月15日、日吉自動車学校で開催された。二輪車の事故減少と運転技術・安全意識の向上を目的とし、運転免許があれば誰でも参加できる同大会は今回で28回目。他県からの参加者も複数あり、全14人が参加した。

 競技内容は8の字走行や一本橋走行、スラローム走行など。日頃の運転で陥りがちな「慣れ」による油断を避けるため参加者らは危険を予測する重要性を再認識した。

 座間市から参加した熊田京太朗さん(40)は「譲り合いの精神や安全運転を再認識できてよかった」と話した。岐阜県各務原市から参加し普通自動二輪車の部で優勝した久留島靖彦さん(51)は「とてもうれしい」と満面の笑み。「他の乗り物と比べて危険だからやめるのではなく、安全な乗り方を覚えたいと、ライディングスクールに通ってよかった」と喜びをかみしめた。

 齊藤署長は大会の総評で参加者に対し「大会での経験を活かして事故防止に努めてほしい」と呼び掛け、「得た知識や技術を職場や家族、知人に伝えてほしい」と交通事故防止の輪を広げることへの期待を述べた。

全国平均2倍の二輪車死亡事故

 同署の工藤誉交通課長は「今年に入り、県の二輪車関連の交通事故死者数は全国平均の約2倍で、すでに33人が二輪車乗車中の事故で亡くなっています」と現状を話す。二輪車は車に比べて怪我をする危険性が高いため、一層の安全運転と危険予測が求められる。工藤課長は「今後も交通安全の取組みを継続し、死亡事故の増加傾向を最優先課題として取り組んでいく」とした。

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