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港北区 文化

公開日:2025.10.02

コンテナ栽培の稲脱穀
昔の下田町、忘れずに

  • 脱穀する松の川遊歩道(緑道)の会のメンバー

 松の川遊歩道(緑道)の会(田邊美紗代会長)は同緑道鳥の広場で9月23日、敷地内で育てた稲の脱穀作業を行なった。

 同緑道は約70年前まで田んぼのあった地域。同会では、昔の姿を忘れないため、そして、災害時などでも行動できるよう20年程前から、設置したコンテナで稲作りをしている。

 コンテナの大きさは約150cm×90cm。同じサイズのものが8個あり、1個につき約50株、全部で約400株の稲を植え、1週間前に刈り取り、乾燥させ、脱穀するまでの全工程を手作業で実施した。

 脱穀作業ではまず、稲のもみを牛乳パックに入れて引き抜くことで種もみと稲を剥がす。その後、種もみをすり鉢に入れて軟式野球ボールですりあげ、ブロアーなどで風をあててもみ殻を飛ばし、玄米にしていった。

 同緑道の近くには川が流れていないため、水道水を3日に一度のペースでコンテナに流していた。コンテナの深さは約15cmで、根が深く入らず倒れやすくなってしまうため、コンテナの周囲にビニール紐を張って対策を講じたという。中心となって動いた高橋義光さん(74)は、「いつもより多く採れた。年々やり方を工夫している。来年は有機肥料を活用してみたい」と話した。

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