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港北区 社会

公開日:2025.12.18

防災は「顔見える」関係から
菊名北町町内会

  • 協力して清掃を行う参加者ら

  • 「黄色い布」の説明をする長井会長

  • 清掃により枯葉でいっぱいになった多くのごみ袋

  • 清掃後、び・すけっと菊名での防災勉強会

 菊名北町町内会(長井貞道会長)主催の「クリーン大作戦・自主防災訓練」が12月6日、菊名町公園で行われ、地域住民約80人が参加した。

 同イベントは、単なる美化活動にとどまらず、災害時に助け合えるコミュニティ作りを目的としている。清掃に参加した菊名在住の鈴木麻里子さん(48)と湯澤陽子さん(55)は「大人の手が多いと、あっという間にきれいに」「普段なかなか話せない人と交流できる良い機会」と、近隣交流の手応えを語った。

 清掃後は、隣接する「び・すけっと菊名」で防災勉強会を実施。講師の港北区危機管理・地域防災担当係長の森崎健さんは、発災直後の「いっとき避難場所」の重要性を強調。「行政の支援が届くまでの間、顔見知りで素早く状況を把握し合う『互助』が命を守る」と訴えた。

 同町内会は約3千世帯を抱える大規模組織。今後は一時避難場所を増設し、エリアを細分化して運営する方針だ。また、安否確認を迅速化するため、無事を示す「黄色い布」を全世帯へ配布する計画も進めている。長井会長は「顔の見える関係作りこそ最大の防災。継続的に呼び掛けていきます」と話した。

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