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港北区 文化

公開日:2026.02.19

樽町に「こんちわ」の輪
壁を払い、開かれた庭に

  • 現在の外観(上)と壁撤去前

    現在の外観(上)と壁撤去前

  • 駄菓子屋を利用する子どもたち

    駄菓子屋を利用する子どもたち

  • 大森さん夫妻

    大森さん夫妻

  • 外からも様子がわかる「こんちわ」

    外からも様子がわかる「こんちわ」

 樽町在住の大森文彦さん・三乃里さん夫妻が自宅を地域に開放するコミュニティスペース「レモンの家(仮称)」として親しまれてきた場所が、オープンから1年を経て名称を「こんちわ」と改め、新たな姿を見せている。最大の変化は、敷地を囲んでいた高い塀が撤去されたこと。「ヨコハマ市民まち普請事業」の採択を受け、昨年末に物理的にも心理的にも「地域に開かれた庭」へと生まれ変わった。

「互いが見える」安心感

 高い塀をなくした理由は、単に入りやすくするためだけではない。「壁があると子どもの飛び出しに気づきにくい。お互いが見えるようにすることで、安全性を確保したかった」と文彦さん。また、庭には雨樋直結の「雨水タンク」を設置。下水への流入を抑え洪水を防ぐほか、溢れた水がゆっくり地中に浸透する仕組みも整えた。

放課後の居場所

 現在、「こんちわ」では毎週木曜日に駄菓子屋が開かれ、近隣の小学生を中心に20人から30人ほどが訪れる。取材当日も、1・2年生の児童たちが「毎週来てるよ」「ここがなくなったら困る」と元気に笑う姿が見られた。

 地域には公園などが少なく、子どもたちにとっての放課後の居場所であり、大人たちが「自宅の開き方」を相談しに来る交流の拠点にもなっている。「自分の子どもたちが成長したときに還元できるような、地域に根ざした活動をしたかった」と話す三乃里さん。「でも、プレッシャーになりすぎず、続く範囲で楽しみながら地域に返したい」とにっこり。懐かしくも新しいつながりの場が、根付き始めている。

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