県総体5千m優勝 アスリートFocus― 南関東に向け準備万端 新栄高 藤田義貴君(3年)
相模原ギオンスタジアム(相模原市)で5月17日、18日、県高校総合体育大会が行われ、男子陸上5000mで新栄高校の藤田義貴君(3年)が15分4秒54で優勝。6月20日から始まる南関東大会への出場を決めた。昨年の新人大会では終盤で競り負け、県で2位に。その悔しさをバネに練習を重ねてきた。「県で初めて優勝できたのがうれしい。南関東ではもっと強い選手たちがいるので、最後まで食らいつきたい」と気合十分だ。
ペース配分が重要となる5000m。序盤はスローペースで周りの出方をうかがった。ペースを上げたのは中盤。トップに躍り出て、その後は藤田君がレースを引っ張る形に。最後までペースを落とすことなく走り続け、2位と7秒差をつけてゴールテープを切った。藤田君は「最後の1Kmで足が止まりそうだった。気持ちで勝てたレースだった」と振り返る。
南関東大会では6位入賞でインターハイへの出場権を獲得できる。現在は体幹トレーニングなどでバランスを整え、本番に向けて準備万端。深谷昌昭顧問は「調子良く仕上がっている。実力は十分にあるので、全力を出し切ってほしい」と期待を寄せている。将来の夢は箱根駅伝に出場し、区間賞をとること。若きアスリートの視線はさらなる高みに向けられている。
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