都筑区 社会
公開日:2016.06.09
都筑警察署
空き巣被害、約5倍に急増
昨年1年の件数超える
都筑警察署(新村晃一署長)はこのほど、同署管内で今年1月から5月末までに発生した空き巣被害件数を発表した。これによると、空き巣被害は前年同月比31件増の39件で約5倍に増加。すでに昨年1年間の発生件数27件を超え、急増している。
空き巣が多発しているのは、区南部の新横浜元石川線周辺などの閑静な住宅街。夕方の辺りが薄暗くなる時間帯、室内の灯りが点いていない家を狙い、窓ガラスを破壊して鍵を開け侵入する犯行が多発。近隣一帯を短時間で立て続けに侵入しているケースが特徴で、同一犯の可能性もある。
同署担当者は「国道246などの大きな幹線道路を経路に、住宅街周辺などへ入り込み、犯行に及んでいるのでは」と推測する。
この状況を受け、同署はパトロールを強化。発生が多発している夕方の時間帯に区内を巡回し、警戒を強めている。
また、各家庭での空き巣対策も呼びかけている。効果的なのが防犯カメラだが、人の動きに反応して光るセンサーライトや防犯の玉砂利なども犯人が嫌うため抑止につながるという。担当者は「地域の連携が一番の対策。隣近所の人と普段から挨拶を交わすなど、つながりを深めることで不審人物に気づくことができます」と近所付き合いの重要性を語る。
「振り込め」新手口
新たな振り込め詐欺の前兆電話が市北部で確認されている。手口は、東京郵便局を名乗る者から電話があり、「郵便物を預かっている」「郵送したクレジットカードが戻ってきた」などと嘘の音声ガイダンスが流れるというもの。指示通りにボタンを操作すると、その後警察を名乗る者から電話で銀行口座の残高を尋ねられたり、クレジットカードの譲渡を要求されたりする事件が発生している。
これを受け、都筑警察署では区防犯情報メールの登録者に向けて注意喚起を実施した。県内で同様の手口は4月末、鎌倉市を皮切りに、5月に川崎市や横浜市緑区などの各地で集中的に発生。郵便局などへ問い合わせが殺到しているという。6月に入り青葉区でもこのような電話が確認され、区内で注意を呼び掛けている。
5月末までの区内の振り込め詐欺被害は0件だが、都筑警察署担当者は「電話の指示を鵜呑みにせずに、普段から利用している地元の郵便局などに確認を」と新手口に注意を促す。
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