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公開日:2017.11.23

中大横浜中・高バトン部
「姉妹」揃って初の全国へ
創部32年で念願の快挙

  • 「ブルースカイ」がテーマの中学生

  • 「青い薔薇」がテーマの高校生

  • 部員を見守る小松教諭

 中央大学附属横浜中学校・高等学校(袴田兆彦校長)=牛久保東=バトン部が12月9日(土)、幕張メッセで行われる全国大会に出場する。同校の前身となる学校から数え、創部32年になる歴史の中で「姉妹出場」は初めて。

 バトントワーリングは両端にゴム製の重りをつけた約66〜71cmのバトンを回し、空中に投げたりしながら、音楽にのせて表現する演技。バレエやダンスの要素も含まれ、4人以上の選手のバトン操作や一体感、表現力などが審査対象だ。

 先月14日に千葉ポートアリーナで開催された第52回バトントワーリング関東大会(バトン編成)には中学18校、高校39校がエントリー。

 中学の部は、100点満点中80点以上が金賞の対象となり、今年は9校が受賞。同校は5位で、上位7位までの学校が手にする全国切符を掴んだ。

 高校の部では上位15校までが金賞の対象で、11位の同校含む14位までの学校が全国大会へ駒を進めた。

 昨年は中・高共に銀賞に終わり、涙をのんだ同部。13年間、同部の顧問を務める小松和代教諭は「練習でも揃わなかったことができていた。みんな今まで演技してきた中で1番一体感が生まれていた」と関東での様子を振り返る。

感動与える演技を

 普段の練習は柔軟や体幹トレーニング、個人技、全体での合同練習などのメニューを中・高一緒に週4回、各2時間こなす。

 赤澤穂乃佳部長(中3)は「部員同士は仲が良く、何でも言い合える存在。お互いに指導し合うことで、1人ひとりが責任をもって技に取り組んでいる」と部の雰囲気を話す。

 顧問は小松教諭、川邊愛教諭、高橋美香教諭、外部コーチに田澤幸枝氏を招き4人で指導を行う。同校の体育館は他の部活と共同で使用しているため、夏休みや休日は緑区や神奈川区などのスポーツセンターへ出向くこともあるという。

 期末テストの翌日に行われる全国大会。小松教諭は「部活と勉強の二兎追わなければならない。初舞台は雰囲気にのまれず踊り切ってほしい」とエールを送る。

 全国には中学14校、高校44校が出場。本番では、バトンを落とさないように注意を払い、納得のいく演技をすることが目標だという。

 深瀬音々部長(高2)は「結果にとらわれず、これまで支えてくれたたくさんの方々へ感謝の気持ちを込め、感動を与えられる演技をしたい」と意気込む。

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