車内で子どもに読み聞かせをする江幡代表
本好きな市民有志らで結成した「走らせよう！つづきブックカフェ実行委員会」（江幡千代子代表）は１月20日、中川にあるハウスクエア横浜内で、車に本を積んで区内を回るブックカフェイベントを初開催した。
都筑図書館で本に関する講座などを企画する「つづき図書館ファン倶楽部」の一員として活動する江幡代表。「忙しい子育てママやその子ども、図書館に足を運ぶのが難しい高齢者にも本を読んでもらえたら」と以前から、移動図書館の運行を検討していた。昨年末、この活動に賛同する８人で実行委を結成。車の改装費やスタッフの人件費、本の調達資金など、ブックカフェ運行に必要な資金をインターネット上で募るクラウドファンディングを展開した。昨年10月28日から今年１月15日まで、１５２人から１３９万７１３３円寄付が集まり、今回の運行に至った。
世代を越えた交流の場
イベント当日、会場に登場したのは、鮮やかなオレンジ色のキャンピングカー、その名も「オレンジボーイ」。「読んでもらえるかドキドキしながら選んだ」と江幡代表が前日の夜、車内に積んだ２６０冊の本を使ってスタッフが地域の子どもに読み聞かせをするなど、本の話題で多世代が交流する姿が見られた。
２歳の子どもを連れて来た36歳の父親は「絵本に囲まれた空間で、年齢関係なく話ができる場は素晴らしい」と笑顔を見せた。江幡代表は「絵本の力はすごい。今後も絵本を通して、子どもも大人も話に花を咲かせるような和やかな場を提供していければ」と穏やかな表情で語った。
ブックカフェは３月ごろまで、区内周辺で開かれるイベントに登場し、試験運行を実施。４月13日（土）には、東山田工業団地内にある「カフェ＆ファクトリーＤＥＮ」で「ブックカフェキックオフ記念イベント」が行われる。時間は午前11時から午後３時まで。その後は、市歴史博物館（中川中央）や最乗寺（勝田町）、チャコ村（東山田町）など約８カ所を巡り、飲み物を提供しながら、ゆっくりと本を楽しめる場をまちに届ける予定だ。
ブックカフェに関する問い合わせや詳細は、同実行委員会江幡代表【メール】ebachiyo.2.a@gmail.comへ。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
