都筑区民なら一度は目にしたことがあるであろう青白煙突。この煙突のある資源循環局都筑工場の裏手一帯の池辺農業専用地区で放置された家電や資源ごみ、ペットボトル、空き缶、弁当の残りかすなどを回収している「不法投棄やめさせ隊」をご存知だろうか。1月下旬、同地区で農業を営むメンバー15人が清掃活動を行った。都筑区版タウンニュースの紙面でも紹介したが、多くの区民に実情を知ってほしく、WEB記事でも紹介する。
ビール、酎ハイの缶も
清掃活動に参加したのは同隊の役員15人。軽自動車3台で粗大ごみを集めるメンバー6人と畑脇のU字溝に捨てられたごみと土、草木などを回収する9人で作業を開始。隊員によると同地区一帯はトラックドライバーや営業マンの昼の休憩場所として車両を停車し、車内飲食をしているケースが散見されるという。その言葉通り、U字溝にはコンビニ弁当のかすやペットボトル、煙草、飲食物のビニールごみなどが大量に捨てられている。中には、ビールや酎ハイの空き缶などアルコール飲料を飲んだとみられる形跡もあった。ある隊員は「車で来て、ご飯を食べて、飲んで、2、3時間休憩して運転していくんじゃないか」と淡々と話してくれた。もし飲酒運転が横行していると想像するとぞっとする。
同地区一帯を軽トラックで走り、不法投棄された粗大ごみを回収すると、様々なものが捨てられていた。プランターやゴルフバッグ、工事現場から出たであろうごみ、家電、タイヤ、車のパーツなど、約2時間の作業で粗大ごみの山、大量のビニール袋に入ったごみを回収した。中山清隊長は「これでも昔より減った」と当たり前のように話す。ごみがあると、どんどん捨てられてしまうそうで、定期的な清掃作業が欠かせないそうだ。その前にごみを捨てる人に「なぜごみを捨てるのか?」記者は問いたい。
「犯罪です」
最後に、横浜市はHP等で不法投棄防止を注意喚起している。そこには、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(一部抜粋)、第25条の記載があり5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金とある。不法投棄を見たら都筑警察署【電話】045・949・0110、都筑区役所資源化推進担当【電話】045・948・2241へ連絡を。
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