南山田小学校の6年3組の児童28人は12月21日、商業施設「港北みなも」でレモネードサイダーを販売し、小児がん支援を呼びかけた。
6年3組は今年度、総合的な学習の時間で「レモネードサイダーの販売を通して小児がんについて知ってもらい、患者とその家族を応援する人を増やしたい」をコンセプトに活動してきた。ただサイダーを販売するだけではなく、横浜市内を中心に活動する「みんなのレモネードの会」に話を聞くなど小児がんについての見識を深めた。サイダーについては、「hands to hands レモネードサイダー」プロジェクトを企画する有限会社マルニ商店=西区=が協力。ラベルは児童が作成し、大きなレモンの木の下で笑顔を見せる小児がんの子どもたちなどを描いた。「小児がんの子もそうでない子もみんな、変わらない。小児がんについて知ってほしい」という思いが込められている。
11月の都筑区民まつりでは、870本を販売。港北みなもでは残りの130本を売った。「今回は自分たちから声をかけるなど自発的な行動が見られた」と佐藤純平教諭は話す。児童は「買ってくれて嬉しかった。(小児がんについては)詳しく知らなかったが、活動が知るきっかけになった」と振り返った。
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