意見広告・議会報告
次世代へ平和を繋ぐために 意見広告 中川地区 平和の塔解体と支援の輪 自民党 横浜市会議員 しらい亮次
毎年8月13日、旧中川連合町内会と中川地区遺族会の皆さまで戦没者慰霊のための参拝が中川中学校横の平和の塔(鐘)で行われています。この平和の塔は、昭和42年(1967年)に旧中川連合町内会と中川地区遺族会を中心に建設委員会が立ち上げられ、建立されたものですが、建立から60年弱が経過し、塔の老朽化が課題となっていました。
現地をご存知の方はお分かりかと思いますが、平和の塔は中川中学校横の清林寺の一角に建てられており、正に中川中学校の正門の目の前となります。
建設業の方々に調査をしてもらったところ、中はほとんど空洞で、大地震が起きた際にいつ倒れてもおかしくない状況でした。しかしながら、解体するのにも、多額の費用がかかり、責任の所在もあやふやな状態ですので、解体費用を工面することは極めて困難でした。一応国の方で補助金はあるのですが、微々たるものしか下りず、焼け石に水。
好きで戦争に行ったわけではなく、更に命まで落としてしまった方々のご遺族に、丸ごと費用を負担していただくのは人道に反していると考え、横浜市から支援を受けられるよう調整をさせていただきました。今回、解体を成し遂げることができたのは、吉野富雄都筑区連合町内会自治会会長はじめ、中川地区遺族会の皆さまのご尽力があったからです。
今後、新たな慰霊碑を建立することのない平和な世の中になるよう、皆さまと一緒に考え続けていきたいと思います。
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