都筑区 社会
公開日:2025.07.24
健康長寿には欠かせない
高齢者こそ肉を食べよう
高齢になると運動量の減少や胃腸機能の低下などさまざまな要因で食が細くなる人も少なくない。『80歳の壁』など多くのベストセラーの著者でもある精神科医の和田秀樹氏は元気で健康な生活を送るために、「高齢者こそ肉を食べたほうが良い」と推奨している。
自著の中で和田氏は、「高齢者に肉食を勧める理由」として、不足しがちな三大栄養素の一つ「タンパク質」を多く含んでいることに加え、「コレステロール」が摂取できる事を挙げている。
タンパク質は20種類のアミノ酸で構成され、筋肉や臓器、肌、髪、爪などの材料として使われるほか、ホルモンや免疫物質としての機能も担っている。「必須アミノ酸」と呼ばれる9種類は体内で合成できないため、食事などで補う必要がある。
1日の食事で摂取するタンパク質の基準として65歳以上の男性は60g、18歳以上の女性は50gとなっている。※厚生労働省「日本人の食事摂取基準2025年版」策定検討会報告書
コレステロールは脂質の一種。値が高いと動脈硬化などを引き起こすリスクが高まるとされているが、細胞膜を作る主成分で、不足すると内臓や筋肉、肌の老化が進むといわれている。和田氏は値が低いと「メンタル面が不安定になりうつ病にかかりやすい」とし、データを記しながら「高齢者はコレステロール値が少し高めの方が健康」と、肉の摂取を勧めている。うどんに肉をトッピングしたり、サラダもチキン入りを選んだりするなど今より1日あたりプラス50gの肉を食べることで、必要な量をクリアできるとしている。
また歯が悪くて噛み切れない、飲み込めないなどの理由で、肉料理を敬遠している人には、一口サイズにカットしたり、ハンバーグなどひき肉を使った料理を選ぶなど、調理方法やメニューの選択で工夫を、と呼びかけている。
〈参考文献〉「80歳の壁[実践篇]幸齢者で生き抜く80の工夫」(幻冬舎)
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