戻る

都筑区 社会

公開日:2025.08.21

憧れの白衣に身を包み
高校生が一日看護体験

  • 患者役の職員の体位交換をする鈴木さん(左)

  • 患者の昼食を配膳する斎藤さん(左)

 「かながわ看護フェスティバル2025」の一環として、看護師を目指す中高生を中心に一日看護体験が、県内の病院や看護専門学校で開催されている。東山田町の医療法人社団山本記念会山本記念病院では、中高生を対象に7月末から5回看護体験が行われた。

 8月5日の体験会には高校生3人が参加。3人は紺色のナース服に着替え、高橋久美看護部長の案内で院内を見学した後、それぞれ看護師に付き、体温や血圧の測定、聴診、体位交換、昼食の配膳などを行った。

 県立新城高校3年の鈴木咲希さんは、祖母が入院していた時、「祖母にも自分にも優しくしてくれた」ことで憧れ、看護師を志望。患者役に見立てたスタッフを相手に血圧測定や聴診、体位交換なども体験した。「ミスが無いように慎重に丁寧に何度も確認作業をしているのに動きがスピーディーなので驚いた」と目を丸くしていた。

 港北区在住で多摩大学目黒中学校・高等学校2年の伊東ひな子さんも「小さい頃に入院した際お世話になった」ことをきっかけに看護師を志望するように。昨年も別の病院で看護体験に参加しており、「改めてすごい仕事だと感じた」と尊敬の眼差しを向けていた。

 鈴木さんと同じ新城高校の斎藤こころさん(1年)も「人の役に立つ仕事がしたい」と看護師を志望。「髪や手をを洗ってあげるなど日常生活の援助という看護師の仕事の新たな面を知ることが出来てよかった」と感謝した。

 高橋看護部長は「食事や入浴の介助を含め、それぞれの患者の状態に応じ、入院生活を直接サポートできるやりがいのある仕事。人が好きならば、ぜひ看護師を目指して欲しい」とエールを送った。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

都筑区 ローカルニュースの新着記事

都筑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS