都筑区 社会
公開日:2025.09.18
市民活動拠点
協働のノウハウを地域へ
新プロジェクトが始動
横浜市市民協働推進センターが、市民が地域の課題解決に取り組む協働のノウハウを学ぶ新たなプロジェクトを開始した。「安全安心なまちづくり」をテーマに、1年かけて市民と共に地域に必要な仕組みを考案する。
同センターは市役所の新庁舎移転に伴い、2020年6月に横浜市市民活動支援センターから改称、市役所1階に移転した。現在は市の委託で認定NPO法人市民セクターよこはまと市が運営している。登録団体に活動スペースを提供する他、市民活動の支援などを行う。
開設当初から同センターは、協働を活動の柱に据え、市民活動を活性化させる手法を模索してきた。協働とは、地域課題解決のため、団体や個人の垣根を越え、対話やワークショップを行い、新たな仕組みを共に作り上げていくこと。今回のプロジェクトは、この協働のモデルケースとして実施される。
安全・安心テーマに
今回のプロジェクトは「+ONE PROJECT」と名付けられ、「安全安心なまちづくり」をテーマに掲げている。市の犯罪認知件数は04年の過去最高時から22年には17・1%減少。しかし、地域住民からは「パトロール活動を増やしてほしい」といった治安への不安の声が依然あることに着目し、プロジェクトは企画された。
8月22日には、同センターでワークショップを開催。公募で集まった市民や福祉関係者など7人が参加し、それぞれ日常生活で安心や不安に感じることを意見交換。「住民同士が、地域の中で日頃から緩いつながりがあると安心する」などの意見が共有された。
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