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都筑区 社会

公開日:2025.10.09

優秀安全運転事業所
セコムの危機管理術
AIドラレコを導入

  • 「呼称点検」を行う社員

 セキュリティや警備業務などを行うセコム株式会社都筑支社=茅ケ崎中央=。一分一秒を争う緊急対処や、確実な警備業務のため、車両の運行は重要な役割を担う。無事故・無違反の施策を徹底し、今年3月に「優秀安全運転事業所」として表彰を受けた同支社に安全運転の「心得」を聞いた。

 同表彰は、自動車安全運転センター神奈川県事務所が、安全運転や交通事故防止に努め、運転記録証明書の分析結果で一定の成果を上げた事業所に贈られるもの。県内1200の対象事業所のうち、10社が受賞。区内の受賞は同支社のみだった。

 同支社は、昨年度からすべての車両にAIドライブレコーダーを搭載。脇見運転や急ブレーキ、急発進などの危ない運転を確認した場合は、録画映像をもとに運転手に指導を行う。また、発車前に安全確認を声に出して行う「呼称点検」をはじめ、出社時と退勤時の運転免許証と酒気帯びの確認、1年間の無事故・無違反を達成した社員への表彰、自動車学校に外部委託を行い、新人向けの研修などに取り組んでいる。プライベートでも安全運転を遵守するよう社員に呼び掛けており、事故や違反があった際は、上長への報告が義務付けられている。

譲り合いの精神を

「事故により人を傷つけてしまうと、自分の人生にも傷がつく」ことを、対面で社員に伝えているという同支社。

 小山隆支社長は「お客様の安心・安全を謳い、いち早く現場に向かうためには、自分たちが無事故・無違反を心掛ける必要がある」と話す。堤龍一郎次長は「運転時に大切なのは、自分をマインドコントロールすること。譲り合いの精神で運転をすることで不要な事故を防げる」と語った。

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