水道道にかかるゲオ今宿店付近の今宿橋の道路拡幅工事と、それに伴う水道工事が3月26日(予定)から本格始動する。今宿橋と旭土木事務所近くにある前山橋は、交互にしか通行できない道幅の狭さから、拡幅を求める声が上がっていた。
工事は水道工事と道路拡幅工事の2段階に分けて進められる。今宿橋では昨年12月ごろに着工しているが、今回は通行止めを伴う本格工事。施工は住友金属パイプエンジ(株)が担う。
工事期間の3月末〜9月末は今宿橋周辺の一部が終日通行止めとなり、車両は国道16号線に出て迂回する必要がある。水道工事は3月26日から5月末までで、水道管の移設・撤去工事を行う。また、4月3日には今宿南町の一部で深夜0時から翌日午前5時にかけて断水が予定されている。
旭土木事務所によると、道路拡幅工事の施工者は決まっていないが、工事期間は6月初旬〜2月末を予定。通行止めとなる9月末までに水道道を通る迂回路の工事を進め、10月以降に拡幅工事に入る。前山橋では昨年6月から工事が進められており、両橋とも次年度中の完成を目指しているという。拡幅後の道路は両方とも2車線と両側に歩道が整備され、全幅11mになる。
地域の要望受け事業化
水道道は水道管を通すため、工事用に設置された仮設道路。しかし住民からの要望で道路として開放されることに。今宿橋と前山橋は一車線しか通行できないことから、地域住民から「橋の幅を広げてほしい」という要望があり、今宿地区町内会自治会連合会(長谷川謙治会長)と区のタウンミーティングでも約5年前から同様の意見が挙がっていた。それらを受け、旭土木事務所と横浜市道路局では2007年に事業計画をスタートした。
水道道は厚木街道や国道16号線につながることから交通量も多い。そのため、橋の部分で渋滞になっていることも多いという。また水道道の制限速度は30Kmだが、長谷川会長によると60Kmほどのスピードを出している車両も見かけるという。「水道道は交通量も多く、歩いていてヒヤッとすることも多い。人身事故がないのが不思議なくらい」と話す。
今宿橋には水管橋の防護コンクリートが築かれているが、迂回路を施工するため撤去される。そのことから見通しが良くなることも期待される。長谷川会長は「道が狭いほうが静かで良いが、交通状況を考えるとそうもいかない。今回の工事により安全な道路になれば」と話している。
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