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旭区版 掲載号:2012年11月22日号 エリアトップへ

アパートオーナーの哲学―【3】 省エネ住宅を考える 「寒冷地の窓ガラス対策」

掲載号:2012年11月22日号

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 アメリカ・カナダの建材開発で特に感心させられたものが、寒冷地向けのガラスです。ガラス1枚の厚みが0・9㎜と薄いのに、自動車ガラスと同様に強化ガラスにすることで、破壊強度を大幅に向上。さらに、破壊時のガラスの飛散防止に薄いプラスチックをガラスの裏面に張り付けているだけでなく、窓枠の厚みを下げて空気層を多く設けることを義務化し、寒冷地対策用の窓ガラスとして法制化しています。

 私の知識は旧聞に属するかもしれないですが、日本では熱伝導率を抑えるためにガラスは2〜3枚入れてガラスの間には空気層をとるようにしているそうです。一方、アメリカやカナダでは、ガラスの間に空気層ではなく、熱伝導率ゼロのアルゴンガスを封入しているのですから、ここでも大きな差が生じていると思います。

 その上、ガラスそのものが「熱線70%カット、紫外線90%カット」というデジタル表示できる代物ですし、零下50度以下に下がる極寒地向けには3枚ガラス入りを義務付けるなど、単に「省エネ」とアナログ表記するだけの我が国のものとは比較対照できるものではないのです。これらを私が知ったのは今から17年も前のことです。我が国はというと、未だにそのような建材を市場で売らせている訳ですから、その差は広まるばかりと言えるのではと思います。
 

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