旭区在住の会社員、柏木吉基さん(40)が5月20日、4冊目になる著書「それ、根拠あるの?と言わせないデータ・統計分析ができる本」(日本実業出版社・A5判206ページ)を出版した。ビジネスに生かせるデータ分析・統計のコツについて解説した同書。表計算ソフト「Excel」を使って簡単にデータの分析ができるよう工夫されている。柏木さんは「今回はより入門向けに、数字が苦手な人にも分かりやすいよう心がけました」と話し、入社2年目のA君を主人公にしたストーリー仕立てのものとなっている。発売から1週間ですでに増刷が決まっているという。
日産自動車(株)に勤める柏木さんは、海外営業とマーケティング部門に配属されたときデータ分析を始めた。社内に蓄積されていた販売に関する大量のデータを「何かもっと活用できないか」と思い、独学でその方法を模索したという。
その後、社内勉強会で後輩や同僚に指導する資料をまとめた。それをもとにした1作目「Excelで学ぶ意思決定論」(オーム社)は2006年に出版され、現在中国や韓国でも翻訳され出版されている。
今回も仕事と両立させながら半年かけて執筆した柏木さん。休日はファストフード店で作業するなど朝の時間も活用しつつ、9歳の長男、3歳の長女と遊ぶ時間を大切にしている。
「編集者から何十回もダメ出しされて投げ出したくなることも多い。だけど、1冊の本に仕上げる達成感を目指して頑張れた」と執筆作業を振り返った。
同書についての問い合わせは日本実業出版社【電話】03・3814・5161へ。
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