医療法人社団明芳会「横浜旭中央総合病院」(山中太郎病院長)=若葉台=が、2014年度の神奈川県救急医療功労者表彰を受賞。長年にわたり行ってきた、24時間365日の救急受け入れ態勢などが評価された。
同表彰は、概ね10年以上にわたり県の救急医療発展に努めた団体・施設、個人を表彰するもので、今回で32回目。旭区内の団体ではこれまでに、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院=矢指町=と横浜市旭休日急患診療所=二俣川=が受賞している。今年度は5団体、7個人が受賞し、9月9日に神奈川県総合医療会館で表彰式が行われた。
賞状を受け取った山中病院長は「表彰は病院を支える一人ひとりが善意と良心を持って取り組んできた結果。今後も救急の意識を高めていきたい」と話す。
同院は国内外で医療施設を展開するIMSグループ傘下にあり、1981年に若葉台に開設。救急医療から在宅医療までの総合医療を推進する。病院群輪番制事業(地域の病院が連携して輪番制で夜間・休日患者を受け入れること)には1985年から参加し、2010年からは横浜市二次救急拠点病院Bとして24時間365日救急受け入れ態勢を整えている。
「人」を育てる
同院では月に約550台の救急車を受け入れる。その中には、横浜市外のものも多く、大和市や川崎市、町田市など自治体を越えて多くの救急疾患に対応する。「救急医療が足りていない地域は多い。救急医療を担う規模の病院として、周辺地域の受け入れもサポートしていきたい」と山中病院長は語る。
「救急医療には人が必要」。大規模の医療グループに所属する身として、多くの人を育てることも使命に感じている。「救急医療は長年大切にしてきたこと。人をつくり、救急を受け入れることが、地域のニーズでもある。今後も救急医療に向き合っていきたい」と展望を語った。
|
<PR>
旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|