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旭区・瀬谷区 トップニュース文化

公開日:2015.11.05

若葉台連合自治会若葉台スポーツ文化
創立30周年を祝い芸術祭
出身音楽家ら招き演奏会

  • 観客たちはプロの演奏に聴き入っていた

 若葉台連合自治会とNPO法人「若葉台スポーツ・文化クラブ」が今年で創立30周年を迎えた。同クラブ体育館(旧若葉台西中学校)では10月31日、両団体の創立30周年を記念して、芸術祭「若葉台で育ったプロ・アマチュアの音楽家による記念コンサート」が開催。11月1日には記念式典・祝賀会が開かれた。



 記念コンサートには、当初予定していた数を上回る、およそ600人を超える人が集まった。席が足りなくなった会場では、立ち見で音楽を鑑賞する人の姿も多く見られた。同コンサートは2部制。第1部では、若葉台出身のプロの若手音楽家らが演奏。観客たちはプロの奏でる美しい楽器の音色に聴き入っていた。第2部は旧若葉台東・西中学校吹奏楽部のOB・OGらと若葉台中学校の現役吹奏楽部が共演。迫力ある演奏で会場を沸かせた。



街づくりの襷(たすき)、次世代へ



 「若葉台 世代をつなぎ 新たなステージへ」。現在、若葉台連合自治会などが掲げているスローガンだ。団地ができた当初から地域活動が盛んに行われていた若葉台。団地内の自治会活動やスポーツ・文化活動などは、当時から若葉台の人々にとって生活の一部となっている。しかし、団地ができて36年が経過し、街づくりの新しい担い手不足という現実に直面している。今回、記念コンサートで若葉台出身の若手演奏家を招いたことについて、同企画担当者の山本育三さんは「若い人が若葉台の自治会活動や文化活動に興味を持つきっかけになれば」と話す。また、同クラブの南宏市朗理事長も、コンサート冒頭のあいさつで「団地出身の子どもたちも、就職すると団地を離れてしまう人が多い」と現状に触れた上で「皆さんの応援を受けながら、これからも一生懸命がんばりたい」と引き続き、団地内の活動を活発にしていくことを誓った。



住みよい街目指し活動



 「これから先も街を、盛り上げていくには、若葉台を若い人が魅力的だと感じる街にする必要がある」。同連合自治会の山岸弘樹会長をはじめ、若葉台の地域活動に参加する多くの人が口にする言葉だ。そのために同連合自治会は、子どもを育てやすい環境づくりを目指し、子育て支援施設の開所、防災に強い街づくりに向けて避難訓練を行うなどの取り組みをしている。そういった取り組みの結果、最近では、団地を巣立っていった子どもたちが「子育てするなら若葉台」と、戻ってくるケースも増えてきたという。山岸会長は「時代が変わると、色々な問題が出てくる。先を見据えて、自分たちが住みよい街を実現できるよう、これからもさまざまな活動に取り組んでいきたい」と今後の意気込みを話した。

 

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