中沢のヘアサロン「ヘアーメイク ファンジョン」に勤務するヘアスタイリストの後藤健一さん(25)が、5月10日に中区で行われた「第66回神奈川県理容競技大会」のトレンドカット・オン・レディス部門で優勝した。主催は神奈川県理容生活衛生同業組合。同大会では、若手理容師らが日ごろ培った技術を競った。
「順位にはこだわらずいい作品を作りたいという思いで大会に臨んだ」と話す後藤さん。優勝については「信じられない気持ちです」と笑顔を見せた。
後藤さんは2014年にも同大会のメンズ・レディースフリー部門で優勝している。前回優勝時はマネキンの髪を使用しての競技だったのに対し、今大会は実際にモデルの髪をセットした。「生きた人の髪の毛は癖などがあり、本当に難しかった」と競技を振り返る。大会前は、周囲の応援を受けながら、練習の日々を送った。「営業が終わった後のお店や、自宅に帰ってからも練習しました」。しかし、出来栄えについては「正直60パーセントくらい。まだまだです」とさらに上を目指す姿勢を見せる。
全国大会出場が決定
同部門で優勝した後藤さんには、11月に高知で開かれる全国大会の出場切符が渡された。現在は7月に控える関東甲信越大会へ向けて引き続き修業の日々。今後については「お客様の理想を超えたサービスを提供できる技術者になりたい」と力強く語った。
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