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旭区版 公開:2016年6月2日 エリアトップへ

就任インタビュー 「緊張感を持って取り組む」 池戸新区長に聞く

社会

公開:2016年6月2日

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インタビューに答える池戸区長
インタビューに答える池戸区長

 今年度から旭区長に就任した、池戸淳子氏。本紙では就任後2カ月が経過した池戸区長にインタビューを行い、旭区の印象や新区長としての意気込みなどを聞いた。(聞き手/本紙旭区編集室編集長・渡部賢)

 ―改めまして自己紹介をお願いします

 「第19代旭区長の池戸淳子と申します。よろしくお願いいたします。旭区としては初めての女性区長です。ダイナミックに旭区が変わろうとしているこのタイミングで就任したこと、区役所は区民の生命と安全を守る最前線であることに、責任を感じながら、緊張感を持って頑張っていきたいと思います」

 ―旭区の印象を教えてください

 「辞令を受けて最初に思ったのが、面積や人口を踏まえ、大きな区だなということでした。実際、赴任してからは『自然が豊か』と思いました。区民意識調査(2014年実施)においても、多くの区民の方が旭区の住みやすい理由として、緑が多いことを挙げています。多摩丘陵の端に位置し、山坂が多く、緑被率は35%(市内第5位)、公園は202カ所(市内第4位)です。子ども連れや写真を趣味にする人にも人気のこども自然公園などがあります。また、横浜港に注ぐ帷子川は、旭区内に源流があり、夏にはアユが遡上しています。『旭区を大好きな方が多く、地域活動が盛ん』というのも感じます。19の連合自治会町内会や帷子川はふるさとの川の会など、地域の活動に元気に取り組んでいる方がたくさんいらっしゃいます。自治会町内会加入率は、横浜市75・5%に対し、旭区80・4%(2015年)です。また、『高齢化率が高い』こともあります。高齢化率は横浜市23・1%に対し、旭区27・4%(2015年)。旭区では今後、横浜市で発生すると考えられる問題が先行して発生すると考えられるので、その対応が求められています。旭区が発信する事業が、市全体、ひいては国の行政を変えていくモデルになることもあると考えています。そして、何より『よこはま動物園ズーラシア』ですね。全国最大級の動物園であり、昨年、アフリカのサバンナエリアの開園により全面開園しました。年間100万人規模という、旭区にとって大きな集客施設。これを地元に生かせるよう、連携してアピールしていきたいと考えています。また、来年はズーラシアの隣接地が全国都市緑化よこはまフェアの里山会場になるなど、『まちづくりについて、今一番動きのある区』だと感じています」

 ―市職員として印象的な経験や出来事を教えてください

 「5年間、男女共同参画や女性活躍を推進する部署で、『日本一女性が働きやすい、働きがいのある都市』の実現を目指してきました。林文子市長が力を注いできた分野であり、中期計画においても1丁目1番地に位置するような取り組みで多くのことを学びました。また、横浜市には結婚・出産を機にいったん7割が退職してしまうものの、また働きたいと考えている女性が多くいます。これまでの経験を生かしながら、区政の運営に取り組んでいきたい」

 ―新区長としての意気込みや今後の目標、区民に向けたメッセージを教えてください

 「旭区がダイナミックに変わろうとしているこのタイミングで区長に就任したことに、責任を感じています。2017年【全国都市緑化よこはまフェア】【相模鉄道創立100周年】、18年【二俣川駅南口再開発ビルの完成】【相鉄・JR直通線開業】、19年【旭区制50周年】【相鉄・東急直通線開業】【よこはま動物園ズーラシア開園20周年】【ラグビーW杯開催】、20年【東京オリンピック・パラリンピック】などの予定、計画をしっかりと区・市の発展につなげていきたい。二俣川駅再開発では、再開発ビルがオープンします。住宅棟は地上29階のビルで420戸程度のファミリー向けのマンション。商業棟には飲食店など、業務棟には地域ケアプラザができる予定です。また、東部方面線の開通によるアクセスの向上で、新しく引っ越してくるファミリー層も多くなると思います。新たな「にぎわい」と「魅力」をアピールしていきたい。鶴ヶ峰駅周辺連続立体交差事業では、開かずの踏切が解消されます。今年度から鶴ケ峰周辺区間で高架化か地下化など鉄道の立体化手法、必要な道路整備について、2年程度をかけて調査・検討。その後、事業化に向けた都市計画、環境影響評価などの関係法手続きや、国との設計協議を5年程度かけて実施する予定です。また、来年3月25日から開催される、第33回全国都市緑化よこはまフェアの会場に、旭区内のズーラシア隣接地が予定されています。ぜひ足を運んでいただければと思います。旭区では、緑の豊かな地元をアピールするとともに、区民の皆さまと一緒に楽しみ、期間終了後にもレガシーとして残る企画などを計画しています。また、健康寿命を延ばすための取り組みも進めていきたいですね。高齢化の進展、豊かな水と緑、このような旭区の特徴を生かし、ウォーキングや体を動かす機会を増やしていきたいと考えています。特に、歩くことは、手軽・気軽に始められて健康寿命を延ばすためのいい取り組みだと思います。楽しく老いることを目指していきたいです。また、よこはまウォーキングポイントは、6月から対象年齢の拡大(18歳以上)と事業所単位の参加申込の受付を開始します。より多くの方に参加いただければと思います」

 ―最後に区民に向けたメッセージをお願いします

 「これから、区民の皆さまのふるさと『旭区』を、より住みよいまちにできるよう頑張ってまいります。特に、防災については大切に考えていこうと思っています。これからも旭区政へのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします」

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