横浜ほうゆう病院(金が谷・日野博昭院長)で6月29日、同院の職員を対象にした護身術の研修が実施された。旭警察署の佐藤未実巡査部長が講師を務めた。
研修で職員らは、腕を掴まれた時、相手にけがをさせずに離脱する方法などを訓練=写真。佐藤さんが体の使い方や離脱のコツを教えると、職員らは次第に要領を得ていった。
同院は認知症専門の精神科病院。同院では時々、患者が職員の腕や服などを掴んで抵抗することがあるという。職員が、患者を傷つけず自分の身を守れるように今回の研修を実施したという。
佐藤さんは「病棟でのけがを防ぐために一人でも多くの人に役立ててもらえば」と話す。同院看護科長の江尻徳子さんは「職員からは『参考になった』という声があった。今後もこのような研修を定期的に実施することが必要かもしれない」と感想を口にした。
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