旭区内で振り込め詐欺の被害が続いている。旭警察署(市川弘幸署長)によると、今年の被害件数は50件を超えており、件数・被害額ともに前年同時期と比べて増加。同署は対策を一層強化し、年末へ向けて被害抑止に努めていくという。
今年に入って区内で発生した振り込め詐欺の被害は52件、約1億6千万円(8月末時点)。昨年同時期と比べて24件、約1億円増加している。
手口は息子や孫などをかたったオレオレ詐欺、百貨店や銀行協会をかたって言葉巧みにキャッシュカードを渡させるキャッシュカード手交型が多い。また、「詐欺の犯人逮捕に協力してほしい。お金は安全な場所で預かります」と警察官になりすます例も出ており、同署生活安全課の吉田貴仁課長は「息子や孫をかたるだけではないので、警察官と言われてもお金やカードは絶対に渡さないように」と強調する。
年末にかけて注意
同署によると昨年1年間で発生した被害件数76件のうち、半数は10月から12月の3カ月間で発生していたという。吉田課長は「本当に家族からの電話で、必要なことなら留守番電話でメッセージを残すはず。留守番電話を徹底してほしい」と呼び掛けている。
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