若葉台団地内の地域交流拠点「ひまわり」に11月29日、地区内を運行するコミュニティバス「わかば号」の運行情報を表示するディスプレーが設置された。バスの運行情報を可視化することで、利便性向上を図っていく。
大規模団地再生事業の一環で、将来にわたって選ばれ続けるまちを目指して「横浜若葉台みらいづくりプラン」を推進している若葉台地区。今回の取り組みもその一環で、地区内の移動で大きな役割を担うバスの利便性向上を図ることで多世代に選ばれるまちを目指す。
取り組みには同プランの推進に関する協定を4月に結んでいた神奈川県住宅供給公社、一般財団法人若葉台まちづくりセンター、横浜市に加え、横浜国立大学都市イノベーション研究院、同大学COIサテライトが参画。同大学の協力で団地の中心に位置する商店街内の地域交流拠点「ひまわり」にディスプレーが設置された。画面上には地区内を運行するコミュニティバスの運行ルートやバスの位置を表示=写真下。バスの位置情報が一目で分かることでより正確に運行情報が把握できるようになり、地区内での移動をスムーズにすることが見込まれる。
いずれはスマホでも
可視化の仕組みはできたが、現状ではバスがエンジンを切った際や電波状況が悪い場合は画面から位置情報が消える場合もあるなど課題もある。団地やバスを管理する若葉台まちづくりセンター担当者は「まだまだ実証実験の段階で課題も多いが、解決のために試行錯誤を重ねていく」と話す。
現時点では運行情報を確認できるのは、ひまわりに設置されたディスプレーのみにとどまる。しかし、いずれは同大学が開発したアプリを用いて、スマートフォンなどからも運行情報を確認できる仕組みづくりを進めていくという。
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