昨年春に再開発ビルが完成した「二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業」について、横浜市が周辺地域に実施した市民アンケートの結果がこのほど公表された。回答は「評価」が85%を超え、「駅直結の商業施設ができ、買い物等が便利」を理由とする声が約8割だった。
市民アンケートは、市街地開発事業に対する整備効果検証の一環として、事業完了地区周辺の住民らを対象に市が2011年度から実施している。今回の同事業に対するアンケート調査結果は、昨年12月に駅周辺の居住者と来街者、再開発ビルマンションの居住者と同ビルなどの営業者に対して5545通を配布し、回答があった2161通をまとめたもの。
駅周辺の居住者・来街者の合計で「評価できる」「概ね評価できる」とした理由で商業施設に次ぐのは、「駅直結のバスターミナルができ鉄道・バスの利用が便利」が38%、「歩行者通路ができ駅に行きやすい」が36・2%で、駅改札との連絡性の向上が評価された。
また、今後に期待する点としては「商業施設の業種・業態をさらに充実」が43%で、商業施設の整備が評価されている一方、利用者からは多くのニーズと期待が寄せられていることが分かった。
今月27日に開業から1周年を迎える駅直結の商業施設「ジョイナステラス二俣川」の服部大祐支配人はこのアンケート結果を受け、「地域の方にとって便利で、生活満足度を高めたいという開業時の想いが届いて大変うれしい。今後も楽しんでもらえるように成長していきたいので、期待してもらえれば」と語った。
鴨居上飯田線の整備にも期待
同駅に隣接し、別事業として整備中の「鴨居上飯田線」についても、早期完成を期待する声が41・6%と多くを占めた。
現在、同線は「本宿・二俣川地区、さちが丘地区」を整備中で、市道路局によると、2022年度末を完成目標にしているという。
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