旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2022.10.06
若葉台地区センターなどでバイオリンを披露している
中西 尚子(たかこ)さん
若葉台在住 45歳
家事に育児にバイオリン
○…12年前の結婚を機に若葉台に住み始め、地域でバイオリンを披露するように。若葉台地区センターからも声がかかり、「2年前から隔月でコンサートを行っています」。よく知られる曲から、無伴奏のクラシック音楽などを演奏。「最初は入口でこじんまり演奏していたけど、だんだん来てくれる人が増え、今は体育室で披露しています」と微笑む。
○…栄区出身。音楽好きな両親の希望で、6歳から習い始める。自分の意志とは関係なしに始めたが、「今では私にとってバイオリンは喜びや悲しみ、怒りなど感情を表すものになりました」。高校は東京芸術大学附属校に進学。受験の際にはあまりの大変さで「やめたい」と思うこともあったという。しかし「バイオリンをやらなきゃ何が自分に残る」と続ける道を選んだ。その後は大学、 大学院に進み、卒業後はコンサートやパーティー、劇団四季の劇中曲の生演奏などを経験。「両親のおかげで今がある」と振り返る。
○…若葉台育ちで、東京フィルハーモニーのトロンボーンを務める夫は大学の同級生。「卒業後に演奏の場で偶然再会してからの付き合いで」。そんな夫を支えるとともに、2人の子育てにも奮闘。音楽も習わせているという。「夫は子どもたちにトロンボーンをやってほしいみたいだけど、長男は興味がなさそう」と笑い、今後も子育てと音楽と家事育児の両立を試みていくと話す。
○…大きなホールでの演奏やオーケストラではないものの、地域での演奏は日々勉強になっている。「お客さんの反応を目の前に見れて、喜ぶ顔が何よりうれしい」と目を細める。家事に育児にバイオリンの練習と忙しい毎日だが、住民たちを元気づける音を若葉台に響き渡らせる。
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