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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2022.12.08

防犯
「詐欺対策に留守番設定を」
2千万円超の被害も

 個人宅に電話をかけ現金などを騙し取る「特殊詐欺」。旭警察署生活安全課によると、今年1月から11月までに発生した被害件数は66件、総額1億2600万円となっている(いずれも暫定値)。昨年同時期と比べると件数31件増加し、被害額は昨年の約6300万円から倍増。その一部には自宅に保管されていたタンス預金約2100万円が奪われるオレオレ詐欺被害もあった。

 こうした被害に遭いやすいのは60代以上の高齢者。特に多い手口が、親族やその友人を騙り金銭を要求するオレオレ詐欺と、警察官・市役所職員を騙り「医療費の還付金がある」などと言ってATMから騙し取る還付金だ。同課職員は「テレビや新聞の報道を見て、手口を知っていたという人も被害に遭う。誰にでも起こること。当事者意識を持ってもらえれば」と注意を促す。

 時には、続けて被害に遭った人が同じ高校の出身だったなど、大半の犯人は入手した自宅の固定電話にかけ、巧妙に被害者を焦らせて金を騙し取る。「銀行の高額出金時に従業員が被害に気づき、阻止することも多いが、最近はそれをすり抜けるために金の使用方法を理由を『リフォーム代金』と話すよう指示する犯人もいるという。「犯人は音声を録音されることを嫌います。まずは、電話がかかってきた時点で被害を防げるよう迷惑電話防止機能付き機器の使用や留守番電話の使用を心がけてもらえたら」と話す。

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