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公開日:2023.04.27

左近山団地
コワーキング空間が開店
横国出身・小山さんが発起

  • 小山さん(左)と工事する横国メンバー

 左近山団地に5月13日(土)、コワーキングスペース「トリオ左近山」がオープンする。団地内で挑戦したいことがある人に、きっかけや仲間を作る拠点の提供を目指し、同所から誕生する新たな企画への支援金をクラウドファンディングで募っている。運営するのは同団地在住の小山晴也さん(26)が務めている(株)GOLDILOCKS(川路武代表)。

 オープンするのは団地内にあったクリニックの跡地=7の14号棟。事業の発端は、旭区がこの跡地でコワーキングスペースを開設する事業者を募集したこと。名乗りを上げたのが同団地に住む小山さんだった。

 横浜国立大学とUR都市機構、旭区が連携し、団地内の賃貸住宅に居住しながら地域活動に取り組む「地域支援活動事業」の1期生である小山さん。2017年から団地に住み、「楽しく地域を盛り上げる姿が輝いていて」と左近山の住民に魅了されたという。その後、地域社会についてより研究を進めるため、東京大学の大学院に進学。学業に専念する中、新たなステップを踏み出したのは昨年5月。共通の趣味で出会った川路代表の仕事を手伝い始めた。

人のつながりの実験場に

 「半径100mの人と人のつながり」をミッションとする同社。日常生活における人のつながりを生み出すため試行錯誤する中、小山さんが、旭区の事業者募集に目をつけたという。「コワーキングスペースなどの運営を得意とする人がいる会社なのでいいタイミングでした」と小山さん。

 9月からは、プロジェクトに専念するため大学院は休学し、正式に同社に入社。10月には無事審査が通り、オープンに向けて企画を練った他、横浜国立大学の現役学生やOBなどで構成されるメンバーと棚や机などの製作も行ってきた。開店後は地域の人と人をつなげるため、いろいろな挑戦や実験を進めて、他の地域にも応用できるような取り組みを探していく予定だ。

150万円達成、ファンに期待

 順調に準備は進み、4月から、クラウドファンディングも実施。150万円を目標とし、同所でこれから生まれる地域活動に対してのスタートアップ資金として提供する予定だ。小山さんは「これからの左近山のために、左近山出身の人や好きな人に協力してもらえたら」と話す。

 クラウドファンディングの詳細は【URL】https://readyfor.jp/projects/triosakonyamaへ。または、直接小山さん(【携帯電話】090・2902・9873)に直接連絡を。

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