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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2023.08.03

合言葉は「浮いて待て」
旭消防団が着衣泳訓練

  • 毛布を使ってボートに引き上げる訓練

  • 仰向けになって「浮いて待つ」団員ら

 旭消防団(内田隆団長)は7月1日、鶴ケ峰本町公園プールで着衣泳及び水難救助訓練を行った。

 訓練は、毎年、風水害が多くなる時期を前に行われているもの。この日は時折強く雨が打ち付ける天候の中、全分団から約30人が参加した。

 溺れている人を救助する訓練は、緊急時を想定し、浮環の代用品として水を少し入れたペットボトルをひもで縛り、プールサイドから投げ入れるというもの。救助者より遠くへ投げ入れるよう指導されるも、団員たちは真上に投げたり、手前に落ちたりとなれない訓練に悪戦苦闘していた。

 ボートで救助する訓練では、毛布を使うことで、少ない力で救助者を引き上げられることを学んだ。

 着衣泳では、はじめに2次災害を防止するため団員が救助される側の技術を会得。

 活動服を着たまま団員がプールに入ると、指導員の資格を持つ千葉詩織さんから「合言葉は『浮いて待て』」の指導の声が。

 千葉さんは「声を出すと肺から空気がなくなり、体力の消耗にもつながる。息を吸った状態ならば、人の体の2%は水面に浮く。その2%は呼吸を保持するために顔を出す。靴も浮くようにできているので、仰向けで浮いて、助けが来るのを待つ」と説明。要救助者がパニックにならないように、団員らが浮いて待つ訓練を行った。

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