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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.11.02

同窓会長として、旭高校の50周年事業を取りまとめた
小藤 秀樹さん
神奈川区在住 65歳

一から作り上げた節目

 ○…旭高校同窓会長として、50周年事業の実行委員長という大仕事を終え「成功させることができたと思う。肩の荷が下りた」と安堵の表情を浮かべる。同窓会は一度解散しており、現在の同窓会は「50周年をお祝いすること」を一つの目標に、同学年の2期生を中心に再結成。周年事業の周知、同窓会への加入呼びかけなどに奔走した。「再結成の準備も含めて一からやらないといけなかったので大変だった」と苦労を滲ませるが、その甲斐もあり今回の式典挙行に結び付いた。「10年間役員みんなで頑張っていたので、嬉しかった」と頬を緩ませる。

 ○…中学校では学級委員長としてリーダーシップを発揮。先生からの「新設校に行って、一から作って運営していくのが向いているのでは」という言葉で、当時開校2年目の旭高校に入学。生徒会役員として、校内での自治活動に携わった。「体育祭や文化祭を、やる意義も考えながら一から作り上げていった。充実した3年間だった」と回顧する。

 ○…大学卒業後はマーケティング業界の門を叩いた。仕事に打ち込む傍ら、投扇興という、台(枕)の上の的に向かって扇を投げ、三つの位置関係で点を競う競技に没頭している。浅草の流派に所属し、大会の優勝も経験した。「接待で始めたが意外と楽しかった。実力だけではない偶然性が面白い。これからも続けたい」と熱く語る。

 ○…旭高校は、2027年に旭陵高校との合併が決まっており、50周年を最後に、周年事業は一つの区切りを迎えることになる。「同窓会など、これからどうなるのかわからない。これを節目として、新生旭高校の誕生に向けて次の代にバトンを渡したい」という前向きな言葉には、寂しさも入り交じっていた。

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