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公開日:2024.01.18
2023年旭区消防
火災件数が4年ぶり増加
救急出場は2年連続最多
旭消防署(松崎賢二署長)によると、2023年の区内の火災発生件数は、46件で4年ぶりに前年増となった。また救急出場件数は1万6502件(前年比463件増)で、2年連続過去最多を更新した。※数値は速報値。
依然多い「たばこ」
旭区内の主な火災の原因は依然として「放火(疑いを含む)」が最多で11件(同1件増)。その他「こんろ」4件(同3件増)、「たばこ」3件(同2件減)、「電気機器」3件(増減なし)が主な原因だった。2022年は火災による死者は0だったが、23年は2人が犠牲となった。
旭消防署総務・予防課では、「たばこが原因の火災は、電子たばこの普及や喫煙率の低下で減少傾向に映っても良いはずだが、依然上位を占めている。不始末で、ゴミ箱に捨てた後に発火する事案も多く、喫煙マナーなどをしっかり広報する必要がある」と話す。また電気をエネルギーとする機器や設備などが発火原因となった「電気火災」が増加傾向。ほとんどが誤った取り扱いが原因のため、同課では「取扱説明書などをよく読み、正しい使用を」と注意を呼びかけた。
なお昨年の横浜市内全体の火災件数は733件(前年比94件増)で、2018年以来の700件超えとなった。火災による死者も15人で昨年より1人増となった。火災原因の上位は「たばこ」126件、「放火(疑いを含む)」115件、「こんろ」81件、「電気機器」72件の順だった。
一方で、昨年の救急出場件数は、横浜市・旭区内ともに2年連続で過去最多を更新した。市内の出動件数は25万4636件で前年比1万550件増だった。
出場種別では、市・区内とも「急病」が全体の約7割強を占めた。同課によると、出場件数が過去最多を更新した要因として、前年までに引き続き、新型コロナウイルス感染症と観測史上最も暑い夏となった影響による熱中症搬送者の増大を挙げた。
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