旭区・瀬谷区 社会
公開日：2024.03.14
野村香さん
両親が情報提供呼びかけ
30日に41歳迎える
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情報提供を呼び掛ける郁子さん（中央）と節二さん（右）
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配布されたチラシ
33年前に本宿町で行方不明になった、当時８歳の野村香さん。３月30日に41歳になるのに合わせ、情報提供を求めるキャンペーンが３月７日、二俣川駅北口デッキで行われた。
キャンペーンには旭警察署の警察官23人などに加え、香さんの母・郁子さん（71）と父・節二さん（75）も参加し、通行人にチラシを配布した。
「元気な姿見たい」
香さんは、１９９１年10月１日、本宿町の自宅から書道教室に向かったのを最後に行方不明となった。今年２月末までに約９万８千人の捜査員を投入し、約３千件の相談が寄せられたが、未だ有力な情報が得られていない。
旭署では両親とともに、失踪した10月と誕生月の３月に毎年呼びかけを行っている。郁子さんは「何が原因で失踪したのか、自分にできたことはないのかずっと考え続けている。見つかるまで活動を続けて、元気な姿で帰ってくるのを見たい」と語った。
「風化させない」
旭署の吉田善成署長は「旭署員として、決して風化させてはならない事件。両親も高齢になってしまったので、我々が主体となって情報提供を呼びかけなければならない」と話した。
旭署は、香さんの40歳のプロファイル画を載せたチラシを作成している。情報提供は旭署特別捜査本部【電話】０４５・３６１・０１１０。
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