昨年9月から続いていた希望が丘交番(旭区中希望が丘)と二俣川交番(旭区二俣川)の建て替え工事がこのほど完了。前者は既に運用を開始、後者は6月中旬頃より運用を開始する予定だ。5月31日には両交番で、地域住民や地元選出議員、旭地区警察官友の会の古野(この)奨会長らを招いた内覧会が行われた。
快適な勤務を実現
1974年に建設された希望が丘交番と、1989年に建設された二俣川交番はいずれも老朽化が進んでいた。また両施設とも女性の勤務を前提としておらず、女性用設備がなかった。
建て替えられた交番には、女性用のトイレや宿直施設が整備されたほか、勤務員の過ごすスペースも広くなった。また交番の襲撃を防止するために、勤務員の生活スペースへの進路を塞ぐようなカウンターを設置した。
希望が丘交番の勤務員は「建物が綺麗になって目立つようになったので、防犯力の向上にもつながるのでは」と期待を寄せた。二俣川交番の勤務員は「設備が新しくなり、安心して快適に勤務にあたることができる」と喜びを口にした。
一層の治安維持を
各内覧会では古野会長から勤務員に時計が贈呈され、新たなスタートを祝福。古野会長は「建て替えを機に、旭警察の模範となる交番になってもらえたら。多くの人が行き交うような場所で大変だと思うが頑張ってほしい」とエールを送った。
内覧会に参加した希望が丘連合自治会の安藤眞弘会長は「希望ケ丘駅前では一方通行を無視するなど、危険な運転をする人もいる。今回の建て替えを機に駅前をはじめ地域の治安が良くなってほしい」と語った。
二俣川地区連合自治会の内田恒作会長は「近隣では自転車の信号無視などが散見される。勤務員にはこれまで以上に交通整理にあたってもらえたら」と要望した。
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