神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2024年6月20日 エリアトップへ

東海大学 小坂真理 准教授にインタビュー 「誰一人取り残さない」社会へ

社会

公開:2024年6月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
「誰一人取り残さない」社会へ

 国連で2015年に採択されるやいなや、急速に世界に広まったSDGs。折り返し地点を過ぎたものの、このままでは目標達成が厳しいという声があります。私たちは何に取り組むべきか、東海大学の小坂真理准教授に話を聞きました。

♦取り組む上で意識することは

 1つでもいいので何か目標に向けて行動すると、さらに課題が見つかり、全ての目標につながっていきます。

 環境悪化は、(飢餓で苦しむ人など)極度に貧しい生活をしている人たちに一番影響を与えます。例えば、目標13「気候変動に具体的な対策を」が目標1「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」といった社会的課題にどのような影響を与えているのかを想像してみてください。

 メディアの影響でSDGs=環境問題を解決しないといけない、と考える人がほとんどなのですが、根底にあるのは「誰一人取り残さない」ことなんです。貧困の子どもたちの存在は、遠い世界のことだと思っている人がいますが、日本にもこども食堂を頼らざるを得ない人が身近にいるということを意識してほしいです。

♦︎具体的にできることは

 食品ロスを出さないことやペットボトルを使わないことなど「これまでやってきたできるレベルのことをやる」という考えでは、目標達成は難しい状況です。(既にSDGsを意識している人は)他者へ呼びかけることが今後重要です。一番の近道は、政策に働きかけることなので、デモへの参加やパブリックコメントの提出も大切だと考えます。行動をとることによって方向性が変わり、問題だったことが周りに認識され、行動の連鎖が起こるのではないでしょうか。

無駄な努力ない

♦読者に向けて

 SDGsの取り組みは行政や大企業だけが取り組めばよいのではありません。自分は関係ないという思い込みはしないでほしいです。無駄な努力はありません。

 世の中の問題を自分ごととして考えられるよう、身体的に悩んでいる人の疑似体験ができるVR技術も開発されています。妊婦や認知症患者になりきれるものもあるので、体験イベントがあれば積極的に参加してほしいです。

「誰一人取り残さない」社会へ-画像2

〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

瀬谷区明るい選挙推進協議会

10月27日(日)は衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査。大切な1票、投票しましょう。

<PR>

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

区民主役の祭典

瀬谷区文化祭

区民主役の祭典

26日、27日に公会堂で

10月24日

手話で防犯講和

瀬谷署員 田川さん聴覚障害者らに呼びかけ

手話で防犯講和

10月24日

看護師復職を本格支援

横浜市

看護師復職を本格支援

離職者向け研修を初開催

10月24日

ブラインド型で対応確認

瀬谷区の高齢者施設

ブラインド型で対応確認

出火場所知らせず訓練

10月24日

自然物でクラフト作り

自然物でクラフト作り

カーリットの森で

10月24日

3B体操で健康促進

保土ケ谷法人会

3B体操で健康促進

セミナーの参加者募集

10月24日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月24日0:00更新

  • 10月3日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

横浜できのこ好きの祭典

入場無料

横浜できのこ好きの祭典

10月26、27日にMMテラスで

10月26日~10月27日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook