私は令和７年第３回市会定例会の一般質問で、『小児医療費助成事業』『身寄りのない高齢者等への支援』『鶴ヶ峰駅付近の連続立体交差事業とまちづくりの推進』など18項目を質問。今回は２つのテーマを掘り下げて報告します。

学校施設の空調整備

　今夏も厳しい暑さが続き、また各地で自然災害が発生しています。避難所機能も担う学校体育館の空調設備については、既にその整備計画を５年前倒しして取り組んでいますが、着実に進めていただきたいと思います。

　給食室の空調設置は昨年度に引き続き、今年度も試行設置が進められています。試行設置が行われた学校の調理員の方からは空調の効果を実感するお喜びのお声を頂戴する一方、未設置校は依然として熱中症リスクが高く、厳しい環境下での作業が続いていますので、対策は急務です。

　そこで、『給食室の空調設備も速やかに設置すべき』と考え、市長の見解を伺ったところ、『来年度から事業化して全校設置に取り組む』との力強い答弁がありました。

我が党としても主張してきましたが、９月も暑い日が続いています。過酷な職場環境を改善し、一日も早く空調設備が導入されるよう特段の取組を重ねて要望しました。

障害者手帳のデジタル化

　市長は先の選挙の公約で、行政のデジタル化・効率化の推進を掲げていますが、その事例として障害者手帳のデジタル化があり、この取組は障害のある方の利便性の向上や社会参加の促進を進めるためのものと認識しています。私が確認したところ、民間事業者が開発した「ミライロＩＤ」という障害者手帳をデジタル化するアプリがあり、紙やカードの障害者手帳がなくてもスマートフォンを提示することで様々なサービスが受けられ、全国的に利用者が増えてきているとのことです。

　そこで、『今後本市で障害者手帳のデジタル化を積極的に進めるべき』と考え、市長の見解を伺ったところ、『障害者手帳のデジタル化を目指す』との前向きな答弁がありました。

　障害のある方の日々の暮らしが充実する施策の推進も要望して、次の質問に移りました。

横浜市会議員　木内ひでかず

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