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どんぐりが世界を救う!? まちふく勤務 平賀国雄さん(84)

社会

掲載号:2014年7月24日号

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新開発したどんぐり100%の味噌
新開発したどんぐり100%の味噌

 「どんぐり料理を通して日本の食料自給率をコンマ1%でも上げる」。大きな目標が男を突き動かす。

 1929年8月8日生まれ。技術開発、職業指導員として旭区中希望が丘の就労継続支援A型事業所・まちふくに勤務する、平賀国雄さん。江戸時代の発明家・平賀源内を由来に「どんぐり源さん」の愛称で親しまれている。2013年には、どんぐりの開発成果が認められ、町のノーベル賞といわれる「東久邇宮(ひがしくにのみや)記念賞」を受賞した。

 どんぐりとの出会いは9年前に遡る。どんぐりの研究をしている友人に魅せられ関心を持つように。ミネラルも豊富でビタミンCはレモンを凌ぐ含有量を持つどんぐりには、「免疫力の向上、発がん物質の抑制など、大きな可能性を秘めている」と、パンや麺類、ケーキなど、食用化への挑戦が始まった。商品化第1号となった「どんぐり煎餅」を発表すると、たたみこむように新たな出会いが訪れる。知人を通じて知り合った、まちふく代表・田中博士さんと意気投合。事業所を兼ねた飲食店でどんぐり料理やどんぐり商品の開発を担い、麺や茶、焼菓子など、ヒット商品を連発した。

 活動はいっこうにとどまることを知らない。「どんぐり」が人を呼び、現在も大学との共同研究やどんぐりを推進する団体らと活動を進めながら日々研究を行っている。

「新縄文時代」へのススメ

 「食のルネサンスを実現」。種子、野草の採集や狩猟と漁業で生活をなしていた美食家の縄文人。そんな彼らが主食とした「どんぐり」を森林資源国の日本から広めていきたいと切実に願っている。

 源さんは「未利用資源のどんぐりを活用することで、健康はもとより、雇用の拡大などの産業育成につながり、戦争のなかった縄文時代のような生活ができる。実現のためにもまだまだ生きていかなきゃ」と微笑む。

田近淳 司法書士事務所

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