音楽・美術・写真・文芸など多彩な分野で行われる「第42回 全国高等学校総合文化祭」(主催/文化庁ほか)が、8月7日(火)から11日(土)にかけて長野県で開催される。「文化部のインターハイ」とも呼ばれる同祭に作品を出展する、区内高校に通う三浦真依さん(瀬谷高校3年)、川崎萌香(もえか)さん(瀬谷西高校2年)、橋本航太さん(横浜隼人高校3年)の3人に創作のこだわりなどを取材した。
三浦さん(瀬谷)
自身初、同部としては6年連続の全国の舞台。昨年11月の県大会で推薦を獲得し、同祭への出品が確定した。「高校最後の年に選んでもらえて嬉しい」と喜びを語る。
修学旅行で札幌を訪れた際、赤れんがで有名な北海道庁旧本庁舎の一角で友人をモデルに撮影した。タイトルは「愁苦(しゅうく)に影(かげ)す」。光と影の境目に足を置き、戸惑いながらも未来に向かって歩む心情を「影す=光がさす」という言葉に託した。服の赤と靴の青、影の黒など色彩の対比もポイントだ。
普段はモノクロ写真や、お年寄りが被写体の写真が好きという三浦さん。他県の高校生の写真を見られる貴重な機会のため、「どんな表情を切り取っているかなど、注目したいです」と期待する。
川崎さん(瀬谷西)
美術部副部長の川崎さんは、水彩画「物置」を出展。半年かけて創作したというB1版(728mm×1030mm)の力作で、昨年の県高校美術展で奨励賞を受賞し、全国出品も決まった。
「多くの物を描き込むのが好きです」。人が暮らしているという”物置”には机やソファに加え、お気に入りの素材である達磨・招き猫・猫・カラス・植物などを散りばめた。明暗の変化にもこだわり、暗いトーンの内壁を基調にしながらも、窓から射し込む柔らかな光や、温かみのあるランタンを随所に盛り込んだ。
初参加の同祭については「絵を描いている全国の人達と交流するのが楽しみ」と期待している。
橋本さん(隼人)
高さ180cmの木彫作品を出品する橋本さん。昨年の県高校美術展にて高文連会長賞を受賞し、初の全国が決まった。隼人高校美術部としては20年連続の出品となる。
木を組み合わせ、3体のくらげを表現したという作品のタイトルは「浮化効力(ふかこうりょく)」。生き物をモチーフにした作品が好きという橋本さん。特徴的な生き物は何かと考え、くらげに行き着いた。「固い木で、柔らかい生き物の浮遊感が出せるようこだわりました」と語る。
全国について、「緊張はあるけれど、自分がやってきたことをアピールできれば」と話し、「全国レベルの作品を見て、吸収したい」と話した。
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